好きなこと☆好きなだけ☆好きなままに…
『沈まぬ太陽』山崎豊子
2004年12月15日 (水) | 編集 |
沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)
山崎 豊子

新潮社
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新潮社 1995~1998年

国民航空の社員 恩地一の波乱万丈の人生を描く

同期でライバルでもあった行天四郎が

社内でエリートコースを進んでいくの対して

恩地は組合で真実をつらぬいたがために

数奇な運命をたどることになる。


組合の実態、会社の規則、実際の現場が
どのようなものか、実際はわからないけど
主人公の立場で見ると何度も憤りを
感じずにはいられなかった…(><)
正しいことをするとなぜこうなるの?
誰が正しいか一目瞭然なのになぜ?

これが現実の社会なのかなあと思うと
最後の最後まで悔しい気分になった。(T^T)

でもひたすらそれに挑む?恩地さんにもかなり脱帽(^^;
普通なら見きりつけてそうなのにすごいよねー。
大和魂なのか昔ながらの日本人的性質なんだろうか…

3巻で日航機墜落事故の現場がリアルに描かれるが
文章だけなのにそれでさえ目を背けたくなるような
残酷な光景だった。当時のニュースの記憶はあるけど
実際の現状の様子はあまり知らなかっただけに
この事故の部分を読むとあらためてショッキングだった。
遺族の悲しみ、怒りはもっともだったと思う。

起こってしまった事故は最終的には不運な事故と思うしか
ないのかもしれないけど、せめて責任者たちには、
現場を見て認めることは認めるべきではないだろうか?
あくまでこの作品を読んでの個人的感想ですが…(^^;

この作品に出てくる中で唯一心が安らいだのが
恩地さんと恩地さんを信頼してる組合の人々たち。
そして国見会長だったんだろうなあ。
物語の最後の最後までひっくりかえしてくれたけど
恩地さんと国見会長の出会いは決して無駄では
なかったと思いたい。恩地さんがしてきたことも含めて。

最終的に彼はふたたびかの地に行くことになるけど
いつかきっとそれが報いられるときが来ることを
願いたい、信じたい…と切に思いつつ読了しました。

山崎さんの作品初めて読んだけど、長いだけあって
疲れたのと(笑)読み応え十分でした。(*^^*ゞ
最後にひとつだけ報われたこと…ラストの行天さん(笑)



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コメント
この記事へのコメント
コメントありがとうございます。
山崎さんの作品はどれも読み応えありますね。
日本人はどうなんでしょうね。
個人的には一概に
言い切れないかなと思ってます。
でもこういう体質のある企業は
今でもやっぱりあるかなとも思います。
2005/12/21(Wed) 17:34 | URL  | ゆうちゃん♪ #79D/WHSg[ 編集]
僕も昨日、読み切りました。行天の最後、「ざまあみろ」との気分でした。実は私は義母から、「これおもしろいから、読んでみられ」と薦められ、あっという間に読み進んでしまいました。しかし最後の5巻はあまりの非情さ、悪の強さに読むのが嫌になりました。実は義母も5巻途中でやめてしまったようです。昨晩、完読しましたが、行天の最後の姿にやっと希望がもてました。
でも日本人てこんなにおろかなのでしょうか?
2005/12/16(Fri) 17:53 | URL  | 遼太朗 #79D/WHSg[ 編集]
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