好きなこと☆好きなだけ☆好きなままに…
家守綺譚 (梨木 香歩 )
2015年10月11日 (日) | 編集 |


たとえばたとえば。サルスベリの木に惚れられたり。
床の間の掛軸から亡友の訪問を受けたり。
飼い犬は河瞳と懇意になったり。白木蓮がタツノオトシゴを孕んだり。
庭のはずれにマリア様がお出ましになったり。
散りぎわの桜が暇乞いに来たり。
と、いった次第の本書は、四季おりおりの天地自然の「気」たちと、
文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」と、
庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。
又吉さんの推薦という言葉を見かけて
気になって図書館で予約してみました。
書評もとてもいいので楽しみ・・・

最初は流し読みで済ませちゃったら
なんのお話だったのかよくわからないままで。
もう一度最初から読み直し。

何気ない田舎の日常の風景に見えるけど
ありえない現実がいくつもちりばめられていて
それがリアルに描かれている不思議な感覚。

梨木さんの本は何冊か読みましたが
そういう描き方が絶品の方ですね。

流し読みしちゃったときは気づかなかったけど
ゆっくり読みなおすと摩訶不思議な世界が
地味だけど魅力的に思えてきました。
ちょっとくすっと笑ってしまうようなところも。

現実的に考えたら怖くなってしまう気持ちもあるけど
この世界観はなかなかおもしろいです。

この本を読んでから、サルスベリを見かけることがあれば
今までと違う見方をしてしまいそう・・・

続編があるということなので
また図書館に予約してこようと思ってます。
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